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AGA外来

1:AGAとは

AGAとは、AndrogeneticAlopeciaの略で、男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)のことです。
最近では「MPHL(Male Pattern Hair Loss)とも呼ばれるようになってきています。
男性型脱毛症とは、成人男性特有の進行性の脱毛症で、生え際や頭頂部の毛髪が薄くなったりするのが特徴です。
思春期以降に始まり徐々に進行します。遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因だと言われています。
特に20代後半から30代前半に一番はっきりと外見上でも気づいてきて、40代以後に完成されていくのが一般的です。
日本人男性の3人に1人がAGAだと言われています。AGAは治療せずに放置すると進行していきますので、早めの治療が大切です。

2:AGAの原因について

AGAの原因は、遺伝、男性ホルモンバランスの乱れ、生活環境の乱れが、もっとも多い原因と考えられています。その中でも最大の原因は、男性ホルモンの影響です。

毛髪にはヘアサイクルという周期があります。
通常の毛髪は、(1)成長期、(2)退行期、(3)休止期の3期を繰り返しており、このうち毛髪が大きく成長する成長期は2年から6年ほどあります 。
AGAでは、髪の毛が伸長するべき成長期の期間が正常よりも短くなってしまい、しっかりと髪の毛が伸びる前に伸張反応を止めてしまいます。
その後、退行期、休止期へとうつることから、髪の毛が抜け落ちてしまいます。
AGAの発症には、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が関与しています。
DHTの働きが強い状態では、毛髪の伸張反応が抑制されてしまい、結果として脱毛症の発症につながります。
DHTは、男性ホルモン受容体と呼ばれる部位にはたらきかけることがわかっており、男性ホルモン受容体は、頭頂部や前頭部の毛髪に多く存在していることから、AGAによる脱毛症状は同部位に起こりやすいです。

3:早めの治療が必要な理由

AGAの改善にはDHTの活動を抑制する治療をします。
しかし毛母細胞が死滅していると、いくらDHTの活動を抑制したところで、発毛効果は見込めません。
ですので、毛母細胞が死滅する前に治療を開始する必要があります。
AGA治療は薄毛や抜け毛が気になり始めた時、20代〜30代が最適です。
若い時期や気になりはじめた時期から治療を開始し継続することが大切になります。

4:AGAに対する具体的な治療方針について

男性型脱毛(AGA)の治療では、患者さんの状態に合わせ、主に以下のお薬を使用します。

フィナステリド

「ジヒドロテストステロン(DHT)」を作り出す「5αリダクターゼ(5α還元酵素II型)」の働きを阻害するお薬です。
厚生労働省に承認されたAGA治療薬です。
3カ月の連続投与により効果が現れ始め多くの方が効果を実感するのは6ヶ月後くらいです。
1〜2ヶ月位で効果の実感がなくても焦らずに、まずは半年ほど使用して様子を見ましょう。
AGAの進行度合いや年齢、体質などによって効果が実感できるまでの期間は変わってきますので、根気よく治療を続けていくことが重要です。

デュタステリド

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅡ型5αリダクターゼを阻害する働きがある一方、デュタステリドはⅡ型に加えⅠ型も阻害する作用があります。
こちらも厚生労働省に承認されたAGA治療薬です。
毛髪サイクルは一般的に120日なので、効果を発揮させるために最低でも3カ月継続して飲み続けることをおすすめします。

ミノキシジル

AGAにおける発毛、育毛及び脱毛の進行を予防する治療薬として、厚生労働省から許可を受けている薬剤です。
日本皮膚科学会ガイドラインにおいてミノキシジルは、最高評価「A」を受け、AGA抑制効果が証明されています。
治療期間は6か月を要します。
最初の4カ月は実感することが少なく、使用をやめてしまうと再び薄毛になります。
根気よく治療を続けていくことが重要です。

リスク・副作用
フィナステリド・デュタステリド

極稀に肝機能障害、勃起障害、性欲減退、抑うつ、睡眠障害などがみられることがあります。

高濃度ミノキシジル外用

接触性皮膚炎、湿疹、掻痒(かゆみ)アレルギー症状などがみられることがあります。
ミノキシジルの内服薬に関しては、顔面等のむくみ、多毛、血圧低下等のリスクが報告されているため、当院では処方はいたしません。

5:治療にかかる費用について

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