一般内科
1:一般内科
一般内科(内科)では、インフルエンザや風邪、発熱、咳、めまい、頭痛、腹痛、吐き気、下痢、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、胃腸炎、関節痛、花粉症を代表とするアレルギー疾患など幅広く診療を行います。
これらは日常生活でも起こりやすいものですが、なかには深刻な疾患が原因となっていることもあるため、注意が必要です。
また、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、メタボリックシンドロームなどの「生活習慣病」の診療にも対応しています。病気の重症度や原因、合併症の有無を調べます。治療は薬物療法のみならず、運動や食事の習慣を見直しつつ、患者様それぞれに応じた治療を行います。
「何科を受診すれば良いのか分からない」「複数の診療科に相談しないといけない」「体調が悪いような気がする」「セカンドオピニオンを頼みたい」といったご希望やお困りごとについても対応可能ですので、まずは一度ご相談ください。
当院の一般内科で治療が困難なケースでは、より専門的な医療機関へお繋ぎします
2:内科の症状と疾患
このような症状と疾患の方はご相談ください
- 発熱や咳、痰、鼻水、のどの痛みなど
- 呼吸がゼーゼーする、息苦しい、咳が長く続く
- 頭痛やめまい、立ちくらみがする
- 胸が痛い、動悸がする、息切れしやすい
- 腹痛、下痢、便秘、お腹の調子が悪い
- 吐き気、嘔吐、胃のムカムカ、お腹の張り
- 食欲がない、最近疲れやすい、体重が減ってきた
- 花粉症、蕁麻疹、喘息などのアレルギー
- トイレが近い、排尿時の痛み、血が混ざる
- 湿疹がでる、皮膚が乾燥してかゆい
- 夜眠れない
- 足がむくむ
日常的に起こりやすい症状でも、適切な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもあります。
体調不良や健康に関して気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
3:内科の主な病気
かぜ
かぜは正式には「かぜ症候群」といって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰などを主症状とする上気道(鼻や咽頭や喉頭)の急性炎症の総称です。発熱、咽頭痛、全身倦怠感、食欲低下などを伴う場合がありますが、発熱はあっても微熱程度で、頭痛や全身倦怠感などの全身症状も軽いという特徴があります。原因微生物の80~90%はウイルスが占めており、粘膜から感染して炎症を起こします。きちんと治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、治ったと思って無理をせず、熱を含めた症状の経過をしっかり観察することが大切です。
コロナウイルス・インフルエンザ
コロナウイルは2019年より世界的に流行している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、症状が風邪と非常に似ている一方で、感染力が非常に高く、注意が必要です。
誠友クリニックでは、新型コロナウイルス感染症の抗原検査(定量抗原検査・定性抗原検査)を行っておりますので、風邪症状のある方や新型コロナウイルスの感染が心配な方は、いつでも検査・診察を受けることができます。
インフルエンザウイルスによる急性熱性感染症で、A、B、Cの3型があり、通常、寒い季節に流行します。感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。主な合併症としては肺炎、脳症が挙げられます。通常のかぜ症候群とは異なり急激に発症し、全身症状が強いことが特徴で、予防が大事です。
また、現在のところ、新型コロナウィルス感染症・インフルエンザウイルスの同時流行が持続しているため、コロナ・インフルエンザ抗原検査の実施を行っております。
急性胃腸炎・感染胃腸炎
感染性胃腸炎の場合、原因が細菌である場合と、ウイルスである場合に分かれます。
細菌性は食べ物からの感染がほとんどで、激しい嘔吐や下痢などの食中毒症状が表れます。主な原因菌として、カンピロバクター菌、サルモネラ菌、病原性大腸菌などが挙げられ、生肉や卵に付着していた菌を口に入れることによって感染します。
一方でウイルス性は、糞便や吐しゃ物を経由し人から人へ感染が広がることがあります。代表的なものとしてノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが挙げられます。冬場に冬場、幼稚園や小学校などで集団発生することも少なくありません。
細菌やウイルスの感染以外の原因によって起こる胃腸炎もあり、食物アレルギーや暴飲暴食、血流障害によるもの(虚血性腸炎)もあります。症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を改善し、症状に合わせた内服薬を投与します。細菌性が疑われる場合には、抗生物質を使用することもあります。
生活習慣病
生活習慣病とは、その名の通り生活習慣の乱れが原因で発症する疾患の総称です。不適切な食生活、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過剰なストレスなど、好ましくない生活習慣や環境が積み重なると発症リスクが高まります。
肥満症、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化症などはいずれも生活習慣病とされ、癌や脳血管疾患及び心疾患の危険因子になります。これらは自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行し、脳や心臓、血管などにダメージを与えていきます。その結果、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる重篤な疾患を惹き起こすことがあります。
生活習慣病は、健康診断などの一般的検査によって早期発見が可能です。決して安易に考えず、検査値に異常を指摘されたり、少しでも不安をお持ちの方は、お早めの受診をお勧めします。
花粉症・アレルギー性鼻炎
スギやヒノキなど特定の植物の花粉が体内に入り、目のかゆみや鼻水などのアレルギー症状を起こしている状態です。
春や秋の花粉の飛散に合わせて症状が出るため、毎年同じ時期に同じような症状が出ることが特徴です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。
現在では日本人の約40%が花粉症を有していると言われています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome;SAS)は睡眠中に呼吸が止まる病気です。過度ないびきや日中の眠気・記憶力の低下などはSASの疑いがあります。
さらに睡眠中の血中酸素濃度が低下することで、高血圧や糖尿病、心疾患などを引き起こすリスクも高まります。
このように、SASは社会生活に大きく影響を及ぼす病気ですが、治療によって改善ができます。